ひたちなか市 社長のつぶやき 2025年11月9日 ビッグオート
~知らないと損する“等級ダウン修理”の実際と、工場との上手な付き合い方~
こんにちは。
水戸市、ひたちなか市で鈑金塗装工場を営んでおります、代表の加藤木です。
今日は、自動車保険を使うときに多くの方が迷うポイント――
「等級ダウン修理って何?」「保険を使うと損なの?」
という疑問について、実際のお客様事例をもとにお話しします。
まず、「等級」ってなに?
自動車保険には「等級(とうきゅう)」という仕組みがあります。
契約者の安全運転や事故歴によって、保険料の割引率が変わる制度です。
一般に最上等級は20等級です。(20等級からは上がりません)
無事故を1年続ける → 等級が1つ上がって、保険料が安くなる
保険を使う事故を起こす → 等級が下がって、保険料が高くなる
つまり、
*「保険を使う=等級ダウンで翌年以降の保険料が上がる」**という仕組みなんですね。
事例①:「小さなこすり傷だけど、保険を使ったAさん」
Aさん(30代・女性)は、買い物帰りに狭い駐車場で壁にこすってしまいました。
フロントバンパーとフェンダーにキズが入り、修理費は約9万円。
Aさんは車両保険に入っていたので、
「せっかくだから保険で直そう」と思い、保険会社に連絡。
しかしその結果――
翌年から3等級ダウン、保険料が年間+2万円アップ
=3年間で約6万円の負担増
つまり、9万円の修理を保険で直した結果、3年後には実質15万円の出費になってしまったのです。
このケースでは、「保険を使わずに自費修理」の方がトータルではお得でした。
修理工場とのやり取りのポイント
Aさんのようなケースでは、修理工場との相談がとても大切です。
修理工場では、
保険を使う場合の見積もり 自費で直す場合の見積もりの2パターンを比較して提示してくれるところが多いです。 当社も2パターンで比較させて頂く場合が多いです。
たとえば当店の場合も、
「保険を使ったらどのくらい上がるか?」
「自費にしたらどこまで安くできるか?」
といったシミュレーションを一緒に考えるようにしています。
事例②:「フレーム損傷の大事故で保険を使ったBさん」
Bさん(40代・男性)は交差点で追突され、リア部分が大きくへこみました。
修理費は約60万円。
保険を使うと等級は3つ下がりますが、
自費で60万円払うのは現実的ではありません。
この場合は、迷わず保険を使うのが正解。
Bさんの保険料は翌年から年+3万円上がりましたが、
それでも自己負担はわずか。
「保険に入っていてよかった」と実感されたケースです。
「等級ダウン修理」ってなに?
実は、最近よく聞く「等級ダウン修理」という言葉、
これは等級を下げない範囲で自費修理を行うことを指す場合が多いです。
つまり、
「保険を使うほどではないけど、修理内容はしっかりしたい」
という時に、修理工場がコストを抑えた現実的な提案をしてくれる方法。
例えば、
新品パーツではなくリサイクルパーツを使う
塗装を一部補修で済ませる
バンパーを交換ではなく修理で対応
といった工夫をしながら、
“見た目も品質も保ちなつつ、保険を使わずに済ませる”というわけです。
プロが教える! 判断のコツ
修理内容 保険を使うべき 自費がおトク
修理費10万円以下 × ○
事故相手あり(対物・対人) ○ ×
フレーム損傷など安全性に関わる ○ ×
小キズ・駐車場でのこすり傷 × ○
ポイント:
保険料アップは3年続く
免責金額(自己負担)も確認
修理工場に「保険使うべき?自費がいい?」と正直に相談
最後に|“使う前に相談”がいちばんの安心
自動車保険は「いざ」という時の強い味方ですが、
使い方次第でトクにも損にもなるのが現実です。
だからこそ、事故やキズが起きたときには、まず「修理工場」に相談してみてください。
修理現場を知るプロだからこそ、
「保険を使うべきか」「自費のほうがいいか」
冷静にアドバイスできるのです。
“直す”だけでなく、
“あなたにとって一番損をしない修理”を考える。
それが、信頼できる修理工場の仕事です。
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水戸店 029-248-0100
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