ひたちなか市 社長のつぶやき 2025年10月25日 ビッグオート
今日は鈑金塗装をしている当社で最も多いガードレール、電柱などにぶつかった場合のお話です。
出来れば起こらない方が良いことですが、もしそうなってしまった場合のご参考になれば幸いです、。
~当事者・電柱側・保険会社・修理工場、それぞれの正しい対応を解説~
「ちょっとハンドルを切りすぎて、ガリッと音がした…」
「バックの際に電柱にコツンと当たってしまった…」
日常的に運転していると、電柱やガードレールへの接触事故は珍しくありません。
しかし、いざ起きると――
「誰に連絡すればいいの?」
「保険は使えるの? 修理代はどうなるの?」
と迷う方がほとんどです。
今回は、そんな“電柱・ガードレール接触事故”について、
当事者・電柱(管理者)・保険会社・修理工場の4つの立場から、
わかりやすく対応の流れを解説します。
【STEP1】
当事者(あなた)の初動対応
まずは落ち着いて行動することが何より大切です。
✅ やるべきこと一覧
安全確保
交通量の多い場所では、ハザードを点けて二次事故を防止。
車が動く場合は路肩や安全な場所へ移動します。
ケガの確認
同乗者、歩行者、自転車などにケガがないか確認。
ケガがある場合はすぐに119番通報。
警察への通報
軽いこすり傷でも必ず警察に連絡しましょう。
「物損事故」として現場確認をしてもらうと、後の保険申請・修理見積りの際に必要な「事故証明」が発行されます。
現場写真の撮影
車の損傷箇所
電柱やガードレールの傷
周囲の状況(道路標識、ブレーキ痕など)
証拠写真を残すことで、「誰の過失で損傷したか」が明確になります。
【STEP2】
電柱・ガードレール側(管理者)の対応
電柱やガードレールには管理者が存在します。
設置物主な管理者電柱電力会社(東京電力、中部電力など)またはNTTガードレール国・都道府県・市町村(道路管理者)
✅ 連絡の流れ
電柱の場合:
電柱に貼ってある**管理番号シール(例:TEPCO-1234)**を撮影して、
電力会社へ「電柱を損傷してしまった」と報告します。
ガードレールの場合:
最寄りの警察署または市町村の道路管理課へ連絡。
警察から担当部署に伝達される場合もあります。
管理者は、損傷した部分を点検・修繕し、必要であれば修理費を加害者(当事者)へ請求します。
※請求額は破損の程度により数万円〜数十万円程度。
【STEP3】
保険会社・代理店への報告
ここで重要になるのが、**「どの保険が使えるか」**です。
車両保険
➡ 自分の車の修理費をカバー。
電柱やガードレールとの単独事故でも補償対象です。
⚡ 対物賠償保険
➡ 電柱やガードレールを壊した場合、管理者への修繕費をカバーします。
つまり、**自分の車の修理は「車両保険」・壊した物の修理は「対物賠償保険」**で対応できます。
注意点(ここが大事)
「警察への届出」がないと、保険金の支払い対象外になる場合があります。
自損事故でケガをした場合は、「人身傷害保険」で対応できることも。
代理店がある場合は、その日のうちに電話相談を。
事故内容を整理し、どの保険を使うのが最もお得かアドバイスしてもらえます。
【STEP4】
修理工場でのチェックと修理方針
鈑金塗装工場では、まず目に見える損傷+下回りや骨格部分の確認を行います。
特に電柱やガードレールとの衝突は、見た目よりもダメージが深いことが多いです。
✅ チェック項目
バンパー・フェンダーの変形
センサー・レーダー部品の破損(最近の車は要注意)
フレームや足回りの歪み
アライメント(タイヤ角度)のズレ
修理工場は、
・保険会社へ損傷写真・見積書を提出
・必要であれば保険会社と立ち会い査定
・修理方法(交換 or 鈑金)を提案
といった流れで進みます。
【STEP5】
対応の流れをまとめると…
項目対応者内容事故発生当事者安全確保・警察・写真撮影設置物確認当事者管理番号シール撮影・報告管理者確認電力会社・自治体修繕手配・請求の可否判断保険対応保険会社・代理店車両保険+対物賠償の手続き修理作業鈑金塗装工場見積・査定・修理・納車
【現場からのアドバイス】
修理工場の立場から見ると、電柱・ガードレールの事故ではこんな特徴があります
見た目より内部損傷が多い(特にバンパー下)
センサー破損による誤作動が出る場合もある
自己判断で走行を続けると被害が拡大するケースも
「少しの傷だから大丈夫」と思っても、バンパー裏のブラケットが折れていたり、
塗装の剥がれが後にサビへと広がることも。
小さな接触でも、早めに専門工場で点検することをおすすめします。
まとめ|
誰にでも起こり得る事故”こそ、冷静な対応を
電柱・ガードレールへの接触は、
決して珍しい事故ではありません。
でも、対応を誤ると――
修理費を自費で負担
保険が使えずトラブル
管理者とのやり取りで長期化
といった問題にもつながります。
ポイントおさらい
1️⃣ まず警察に連絡(事故証明を取る)
2️⃣ 管理者へ報告(証拠写真を添えて)
3️⃣ 保険会社と修理工場に早めに相談
「早く・正しく・冷静に」が一番の近道です。
そして、修理は“信頼できる工場”に任せること。
あなたのクルマも心も、きっと早く元通りになります。
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